こころが回復するアドバイス集
様々な症状と治療法
小さな「やりがい」を見つける
あきらめなければ可能性が広がる
体験には意味があることを忘れない
失敗が続いたら、簡単にできることを一つやってみる
こころに緩急をつける
自分を褒める
スーパーマンになれなくてもいい
「自分の弱点」を受け入れる
落ち込んだとき、自分が「苦手な環境」にいないかチェックする
うまくいかなかった原因を追究しすぎない
待つことで解決することがある
ここで起きていることに目を向ける
いま準備できることを考える
もう少し工夫できることはないか
なんでも自分のせいにしない
大野裕(2014).「こころの力」の育て方 レジリエンスを引き出す考え方のコツ きずな出版
- 「心配」や「不安」は、生きるうえで必要なこと
- 「心配だけれど、それほど危険なことはない」。無理に不安を打ち消そうとしない
- ストレスをためやすい人の視点
- 「ダメな自分」から、「どういうふうに頑張れたのか」「いま、どうできるか」ということに視点を「過去」から「いま」に変える
- 失ったものにとらわれてクヨクヨしてしまう
- いまの幸せに目を向ける
- いつも「悪いのは自分」と考えてしまう
- 自分なりにできたことにも目を向けてみる
- 悪いほうに悪いほうに考えてしまう
- 悪者探しをしない。よくなる可能性は本当にないのかについても考えてみること。それが大切です。
- 将来の自分に希望がもてない
- 不安を払拭できなくても、幸せは追求できる。人生を楽しくするのは自分です。不安をもちながらも、人生が楽しくなるように行動していくことが大切ではないでしょうか。
- 「どうせまた失敗する」と思ってしまう
- 失敗しないように準備をする。「どうせ無理だ」「絶対にうまくいかない」と考えてしまうと、前に進んではいけません。それでは自分で自分の心を折ってしまうようなものです。「失敗するんじゃないか」と思ったら、「失敗しないように準備しよう」「どんなことをしたらいいか」を考えるようにしましょう。準備することで失敗する可能性を低くできますし、たとえ失敗しても、また次の準備がしやすくなります。
- 自分ひとりの力ではどうしようもないこともある
- 自分にとって何が大切かを考える。物事が思うようにいかないと悩んでいるときには、自分が何を大切だと考えているかを考えるのはもちろん大切です。でもそれと同時に、自分の力が及ばないことまでなんとかしようと考えているということはないか、ちょっと立ちどまって考えるとよいでしょう。
- 人から嫌われないように、とばかり考えてしまう
- どんな自分を出していくか考える。大事なのは、人に嫌われないようにしながら、「そのなかで自分をどう出していくのか」ということなんだと思います。
- 自分らしくありたい。でも自分らしさがわからない
- 人のために何かできる自分を見つけてみる。自分らしく生きるというのは、自分がどう生きれば楽になるか、楽しく生きられるか、そういう価値観を自分のなかでもつことだと思うのです。これは自分で決めるしかない。そこは頑張るしかないわけです。
- 怒りの気持ちを抑えられない
- 怒りの感情を悪いものだと決めつけない。不満や怒りを感じるのは、「お互いさま」なのです。相手には相手の言い分があるかもしれません。ときには、それを追究して解決することも必要ですが、あえてそれをしないで妥協してあげるのも、他人にふりまわされない生き方のコツといってもいいでしょう。
- 悩みがいつも堂々めぐりで解決できない
- 悩みが堂々めぐりになったら、問題を具体化してみる。簡単には解決できない問題もあるかもしれません。それを受け入れたり、気分転換していくのにも、心のなかで問題を具体化していくことは、その手助けになります。試してみてください。悩みのスパイラルに陥っているときには、具体性がないことが多いのです。何を変えたいのか、どう変えたいのか、できることは何で、できないことは何なのかということを細かく見ていく必要があります。
- 誰も自分をわかってくれない
- どんなに親しい間柄でもすれ違うことはある
- いつも自分はつらいことばかり
- どんなことも「いつも」「絶対」とは言いきれない。人生にいいことしか起きないという人もいない代わりに、いつも不運な人もいないと私は思います。
- 他人のことがうらやましい
- 自分のマイナス感情に「でも」と言い返してみよう。もしかしたら、あなたの隣の人は、あなたのことを「いいよな、あいつは」と思っているかもしれません。
大野裕(2012).「折れない心」をつくる40のルール PHP研究所
◎マイナス感情に振り回されないために
無理にマイナス感情を覆い隠そうとしてもそれは不可能です。
あるがままを認めて受け入れること…それがもっとも重要です。
◎失敗は成功のもとではあるけれど
失敗を引きずる人は、失敗したことばかりを思い、次に失敗しないためにどうしたらいいかを考えないから、また同じ過ちを繰り返してしまうのです。
大切なのは、失敗から考える習慣をもつということ。それが、「失敗から学ぶ」ということの本当の意味なのです。
◎人は他人の失敗なんて覚えていない
人は他人の失敗なんて、そんなに見ていない、覚えていない、気にしていない。
◎失敗をうまく受け止めるコツ
失敗は自分が出来ないところ、苦手なところを知る材料です。失敗したからこそ、自分の弱点がわかります。
そして、その弱点を克服しようと努力すれば、また一段と成長することができます。失敗も案外悪くないと思いませんか?
◎自分だけの責任にしすぎない
「とてもそんなに図太くなれない」と言う人は、せめて「なるようにしかならない」と口に出してみましょう。現状をそのまま受け入れてみれば、悩んだって何も始まらないことに気づけるはずです。
◎失敗したって、たかがこのくらいと知っておく
「落ちるところまで落ちたって、この程度だ」と考えることができれば、過剰に失敗することを怖がる気持ちもいくらか軽減するでしょう。もっと思い切って、自由に行動できるようになるはずです。
◎成功体験にもっとフォーカスしてみよう
失敗してもすぐにリカバリーできる人は、日頃から成功体験をイメージしている、つまり「よくやっている自分」を脳にインプットしているイメージ上手です。
みなさんも、うまくいったときの心地よいイメージを思い浮かべてみてください。
◎悩んでもどうにもならないことに悩んでいませんか
どうして、私たちは不安や心配を抱えてしまうのでしょう?
その原因の一つは、「知らない」からです。
そういう不安や心配事は、事実や情報を集めたり、経験を積み重ねていけば解消していきます。「知る」ことによって、多くは解消できるのです。
そんなことに悩んでいるのではないですか?どうにもならないことは、誰にとってもわからないのですから、引きずって悩むだけ損というものです。
あなたはどんな不安を抱えているのか。まずそこからはっきりさせていきましょう。
◎不安をもつから成長できる
誰も不安から逃れることはできません。しかし、その不安とどのように向き合うかで、現実は大きく変わっていくのです。
◎無理にポジティブになろうとしないほうがいい
不安な気持ちがあるなら、あるがままに受け入れてしまいましょう。不安がある、心配事があると自分自身で認めてしまうのです。
不安に振り回されないようにするためには、まず自分の気持ちに正直になって、不安と向き合うことが大切です。
◎不安があるときほど、やっておきたいこと
気持ちの切り替えが早い人は、日常を大切にしています。
いつも通りのことをやっていれば、不安は気にならなくなっていくことを知っているのです。
◎手放すだけで、不安は案外簡単に解決する
専門家に相談するほどではない、あるいは専門家に相談するのは敷居が高いと感じるなら、不安や悩みを友人や知人などに話してみるのも一つの方法です。
ポイントは、一人で抱え込んで悩まないこと。一人で抱え込んでいると、どうしても考えが堂々巡りになって、不安が膨らんでしまいます。
愚痴でも告白でも、もちろん悪口でもかまいません。思い切って誰かに話してみましょう。つまらないことに思い悩み、一人で振り回されていた自分が恥ずかしくなったら、不安はどんどん小さくなっていきます。
◎感情的になるのは悪くない。感情を引きずるのが問題
問題は、感情的になるかどうかではなく、怒りやイライラ、不機嫌といったマイナスの感情をいつまでも引きずっていることなのです。
神様ではありませんから、誰でも怒りや嫉妬、不機嫌などのマイナスの感情に心を支配されることはあります。しかし、その感情を後々まで引きずるか、引きずらないかで、人間関係は大きく変わってきます。
だからこそ、感情をコントロールすることが非常に重要なのであり、怒りやイライラを引きずらないようにすることが肝心なのです。
◎「かくあるべし」が強すぎませんか
自分に対しても他人に対しても、もう少しゆるやかに見るようにしましょう。
実際、現実を見据えて一歩一歩進んでいくことが理想実現への最大の近道です。理想と違うからといって怒っても、問題は何も解決しません。
◎相性が悪い人とのつき合い方
いい人、悪い人で二分割せず、「この人のこういうところは嫌だな」と、言葉や行動そのもので判断するようにしてはどうでしょうか?「人」と「言動」を切り離すと、「でも、別の面ではいいことも言っている」と相手の違った一面が見えてくるかもしれません。
「こんな一面があったのか」と気づけば、その人に対する印象もまた変わってくるでしょう。相性が悪いという判断にも変化が表れるかもしれません。
◎心のバランスが保てる、大人の勉強のすすめ
強いて言うなら、自分との切磋琢磨、他人は一切関係ありません。
大人の勉強は、うらみや嫉妬とは無縁です。他人と競うのが目的ではありません。自分の知識や技術の到達度を確認することが励みとなります。
昨日よりも今日、今日よりも明日、自分が先に進んでいることを実感できれば、うらみや嫉妬で感情を乱すのがバカらしく思え、心のバランスも保てるのです。
◎体を動かせば、心も軽くなる
動けば、自然に気持ちは外に向いていきます。外に出れば、それだけ多くの刺激を受けますし、人に会って話をするので、ますます気持ちが前に向いていきます。
何か心の中でくすぶるようなら、どんなことでもいいから体を動かしてみましょう。机を拭いたり、片付けをするだけでもかまいません。たったそれだけのことでも、マイナスの感情を抑えることができるのです。
◎人の言葉を深読みしてもいいことはない
だいたい、どれほど深読みをしようとも、それは相手の思考ではなく、自分の思考ですから、本当に相手がどう思っているかなんてわかりません。どんなに考えてもわからないものを、勝手に考えて悩むほどバカらしいことはないでしょう。
相手の言葉は額面通りに受け取っていればいいのです。いらぬ深読みは、ネガティブなイメージを引きずる原因となることを肝に銘じておきましょう。
◎忘れ上手になる方法
感情のバランスを上手に取っている人は、毎日の生活の中にこのような気持ちのいい時間をもっています。逆に言えば、何か没頭できる時間があるから、上手に感情をコントロールし、心豊かな毎日を送っていると言うこともできます。
好きなことをしたり、いつもと違う行動を取ることは、感情に刺激を与え、リフレッシュすることにつながります。感情に驚きと興奮があれば、嫌な感情を忘れ、リセットすることができるのです。
◎時には他人に甘えることも大切
甘えられ、期待されることで、人は関係性を密にしていきます。助けたり、助けられたり、迷惑をかけたり、かけられたりする中で、相手を理解し、信頼を築いていくものなのです。
それがわかっていないと、人に頼っていてはダメだというマイナス思考に陥りやすく、周囲と軋轢が生じてしまうのです。
◎劣等感を劣等コンプレックスにさせないために
苦手なものがあっても、ほかのことで優位性を感じることができれば、苦手がコンプレックスに発展していくことはありません。つまり、コンプレックスを作っているのは、苦手なこと、できないこと、人より劣ることを気にしすぎる自分自身の心のあり方なのです。
◎実はコンプレックスはあなたの魅力かもしれない
自分がコンプレックスだと悩んでいることも、視点を変えてみれば、自分をアピールする特徴になることが多いのです。
さあ、あなたの得意な分野は何ですか?
◎ほめてもらえる「場」、ほめてくれる「友達」をもつ
仕事とは別に「ほめてもらえる場」をもつことをおすすめします。
こういう友達は作ろうと思っても簡単に作れるものではありませんが、苦しい状況を協力して乗り切ったというような経験をすると、生涯の友と呼べる存在になりやすいようです。苦楽を共にした友人は大切にすべきでしょう。
サロヴェイとメイヤーによると、EQ(心の知能指数)の高い人がもっている五つの特徴があります。
- 自分の感情を知る
- 自分の感情がコントロールできる
- 自分を動機づける
- 他人の感情を認識する
- 人間関係をうまく処理する
結論的に言えば、毎日の生活の中でここに挙げたEQの五つの要素を意識して過ごせば、EQを維持し、高めていくことができます。
マイナス感情を引きずらないように感情をコントロールするのは、EQを高めることと同義です。
◎リラックスできる楽しい場所をもっていますか
心からリラックスできる場所をもつことはとても重要です。
重要なのは、みんなが楽しそうにしているということ。まわりの人たちが楽しそうだと、こちらも自然に笑顔になっていきます。
「人生は楽しんでなんぼだ」と思えたら、小さいことでクヨクヨ悩んでいたり、つまらないコンプレックスを抱えていることがバカバカしくなるに違いありません。
◎切り替え上手・開き直り上手になれば、可能性が広がる
考え方をほんの少し変えてみてください。視点をちょっとずらしてみてください。たったそれだけのことで、見える景色が大きく変わるはずです。
いままで心の中に重石として引きずっていたものが、ただの思い込みだということがわかるでしょう。
それがわかれば、あなたの可能性は大きく広がります。
人生がスーッと楽になります。
和田秀樹(2016).引きずらないコツ 青春出版社
「一番意見を言われたくない人」のアドバイスこそ妙薬
皮肉と言えば皮肉だが、世界でいちばん私たちを理解してくれている人と、いちばん意見を言われたくない人は、実は同一人物である。
恋人や家族、友人のアドバイスがいつも的を射ているというつもりはないし、タイミングや言い方をもう少し考えてほしい、と思わないでもない。
それでも、すばらしいアドバイスをくれることは、間違いない。
「今、ここ」で「できること」を大切にする
人生とは「計画をたてている間に過ぎ去ってしまうもの」なのかもしれない。
人生のかけがえのない喜びとは、今、この一瞬を逃すと、もう取り戻せないものだとつくづく思う。
計画を立てている間に一生が終わってしまってはつまらない。
¨今ここにある喜び¨を大切にしよう!
人生に「必要でないことはない」。そう見える時があるだけ
どんなに辛い事件、事実があなたの身に降りかかろうと、すべて「必要なこと」と思おう。
恋人が不平をいうのは、あなたを愛しているから、上司が自分を叱るのは自分に期待しているから、と思おう。
焦って答えを出すことに意味はない
問題の解決策は、「自分は混乱して途方に暮れている」と認めればいいのだ。
意外かもしれないが「わからない」と認めてしまうと、自分自身だけでなく周りの人もとても穏やかな気分になれる。
答えがわからなくても何の不都合もない。
多くの場合、「わからない」と認めることは知るための最善の方法なのだ。¨自分を信じること¨。
そうすれば、いつか必ず答えは見つかるのだ。
忙しい時ほど「一人の時間」を死守する
自分をよく知ろうとすれば、自分と向き合う時間が必要だ。
一人でぶらぶらしたり、散歩に出かけたり、静かに考えにふける時間である。
それも一回や二回でおしまいにせず、定期的に続けよう。
「絶対にやりたいこと」は「一つ」にしぼる
自分にとって大切で、それによって元気になれると思うことなら何でも、
「これだけは譲れないこと」のカテゴリーにいれてよい。
このようにして、自分自身(あるいは恋人・友人)を尊重することで、人生はより穏やかで満足できるものになる。
¨妙案¨が出やすい回路のつくり方
自分の中には「知恵が存在する」と確信しよう。
そうすれば重荷から解放され、自信に満ちた気分になれる。
答えがわからなくても、パニックになったり、答えを知っているふりをしたりする必要はなく、穏やかな気持ちでいられる。
心を落ち着けて待っていれば、間もなく答えが浮かんでくることを知っているのだから。
ピンチの時こそ自分の底力を¨信頼¨して
自分を見失うことなく、冷静さを保っていると、人生のかじ取りをしたり、次々と立ちふさがる問題に対処する力が強くなる。
雑念に振り回されなければ、何が起きてもうまく対応していける。
なんだか単純すぎるとお思いだろうが、そんなことはない。実際よく考えてみると非常に論理的である。原点からフラフラとさまよい出て、もう一度「ホームベース」へもどるのか、それともさらに遠く離れてしまうのか。
体が健康になると、つられて「心も健康に」!
健康な人はエネルギーに満ち溢れ、強じんで柔軟性に富む。
遺伝の問題など自分でコントロールできないこともあるが、力のおよぶ範囲では、何事も有利に運ぶことができる。
ライバルは他人ではない。「過去の自分」!
残念なことだが、人と人を、あるいは、ある経験を別の経験と比べてばかりいると、「一つひとつの体験がそれぞれにユニークで、価値あるもの」だということを忘れてしまう。
あなたが幸せかどうか決めるのは「あなたしかいない」。
何かと比べている自分に気づいたら、「人は人」「自分は自分」と紙に書き出してみよう。
他人と比べることは¨バカらしいこと¨だと早く気づいてほしい。
「必要なこと」から手をつける
①優先順位を正しく見きわめる。
②もっと今の¨瞬間¨に集中する。
いい仕事はリラックスした状態に身を任せたほうが生まれやすい。
すると、仕事の一つひとつを楽しみながら、自分の可能性をあますところなく発揮できるようになる。
泣きそうになったら、¨深呼吸¨
落ち着いて取り組めば、どんな仕事も比較的簡単にこなせる。
実際に体験してみないと信じられないだろうが、冷静に取り組めば、大騒ぎするよりずっと¨よい仕事¨ができる。
しかも、重要な仕事ほどそうである。無理に結果を出そうとするのではなく、なるべくしてよい結果が出るのである。よいアイデアを不意に思いついたりする。
未来は過去の中にある
「人は過去の出来事に腹を立てるのではない。いまだに過去の出来事にとらわれている自分に腹を立てているのだ」
過去は単なる思い出(時を超えて運ばれてきた雑念)にすぎない。
過去の出来事は、現実の感情に姿を変えてよみがえり、私たちにつきまとう。
だが、こちらがその計略に乗らなければ、私たちを傷つけることはできないのだ。
このことを肝に銘じておこう。
リチャード・カールソン和田秀樹(訳).小さなことにくよくよしない88の方法三笠書房
●「なぜ自分だけが」の気持ちが幸福感を遠ざける
●言葉にできないといつまでも1人で苦しみ続ける
●少し甘えてみよう・少し弱音を吐いてみよう
●「自分をわかってくれる人がいる」と思えることが大切
●「他人の好意」は信じていいのです
●「LINE」のいじめも、相手は「みんな」ではない
●「自分だけが」は、子ども的心理です
●「そんなに悪くない」と、自分を見直そう
●「なぜ」と思うなら、きちんと最後まで考えよう
●「いつか、いいことが起こる」と思うことが大切
●「いまはそういう時期」と軽く受け流すこと
●心を開かなければ、相手も開きません
●素直な言葉には素直な言葉が返ってきます
●あなたをわかってくれる人はいつも近くにいる
●ときに弱い人、情けない人になってみる
●「強い自分、弱い自分も好き」でいい!
●悩みの根源には欲望がある
●「なぜ自分だけが」にとらわれれば答えは出ない
●自分に語りかけても同じ言葉しか返ってこない
●動けば「幸せのきっかけ」が見つかる
●あなたの人生の主役はあなたです
●心が動いたら素直に従おう
●あっさり口に出せば、あっさり答えが出てくる
●揺さぶってはじめて落ち着くのが人間関係です
●下を見れば全体がわかってくる
●あなたは頑張り屋さん、だから苦しくなるときがある
●自分で思うほどひどくないのが人間です
●「そんなに悪くない」と気づけば元気が出てくる
●いつかよくなる自分をイメージすること
和田秀樹(2016).「なぜ、自分だけが」から抜け出す本 新講社
「かくあるべし」をやめれば目の前の景色が一変する
「この方法しかない!」と一つの方法論にこだわらないこと
「我慢」のすべてを消し去ろうとはしないこと
「諦める」が上手になると我慢が要らなくなる
「我慢は美徳」を捨て去れば軽い気持ちで生きられる
相手が悪いことをしているのに注意できないのは、その人が嫌いだから
相手の「頼りすぎ」に対しては我慢せずに注意すべき
「自己中の人」でも見方を変えると冷静に対処できる
いい子ぶってもいいし、いい子ぶらなくてもいい
人は自分で考えているほど、みんなに見られていないもの
「いい人」でいると、代償として我慢を強いられることになる
時々、人間関係の断捨離を行なって付き合い濃度を低くする
まずは自分が楽になってから他人のことを気遣う
目上の人とうまく付き合いたいなら「水くさいやつ」と思われないこと
理不尽な要求が振られてもパシリになってはいけない
頭から「嫌い」と決めつけず、「好き」なところを増やす
嫌いな人を好きになるには過去の悪い体験を忘れること
ミスや失敗を恐れて我慢するより、何度でもやり直せばいいと考える
迷惑をかけたら「謝っちゃったもの勝ち」と考える
白黒つけず「グレーのままでいい」と思うようにする
我慢を遠ざけると同時に生活の質を高めることを考える
不測の事態に対応できる基礎能力を身につけておく
「我慢する」を前向きに捉えられないと成長にはつながらない
相手に我慢を強いれば自分にも我慢が返ってくる
我慢をさせて出てきた成果物にとやかく言わない
和田秀樹(2016).「我慢する」がなくなる本 ぱる出版